今日はなんとする事がない！
あるにはあるが気がすすまない！
だから何もしない！
こんにちは、キノです。
今日はコレの続編です・・・
２度目の訪中・・・えっ(；ﾟДﾟ) １人で（汗）。
始めて、「製造を教える。」と言う事で行った中国だったが
製造を教えるどころの話ではなかった・・・
なんだかんだの責任を押し付けられ
もう行くことは無いと思った１度目・・・
なのになんだかんだで行くことになった２度目の話です。
今回も一週間、一度行ったから余裕。
社長が先行で行く予定なので上海まで行けば
前回と同じ様、お迎えに空港まで来てくれるとの事でした。
が、社長さん私が中国入る日に
上海で大事なご用事が急遽出来たらしく
杭州には同行出来ないと言う事で、
「一人で行け！」
との事・・・
中国語分らんし・・・
行き方分らんし・・・
無理！と言ったら
社長は満面の笑みをうかべ
「コレがあったら行ける！」と言いながら
なんかいっぱい書いてるメモ帳と
バスの乗り場を書いた紙を置いて先に旅立ちました。
でも私は
「イヤイヤ無理だって、」とダダこねてると
今度は常務が満面の笑みを浮かべ
「生命保険を会社で掛けといてあげるから家族の事は
大丈夫心配しないでいってきなさい。」との事・・・
なんなん？なんなん？この方々？
と思いつつも弱気で社蓄な私は
しぶしぶ飛び立つことに。
さて、ついた上海空港、結構憂鬱だったと思います。
で、おもむろに高速バス乗り場を探すのだが
社長の書いた手書きの地図は
空港出て、道超えて、駐車場のこの辺。
とまぁ小学生並みの地図・・・
もう既に迷子(笑)
で、頂いた社長メモ帳を開いたら
中国語の会話を何個か書いてる。
その中に「杭州行のバス停どこですか？」
があったので、すかさず道行く人に
メモを見せて指さして、そこに行きたいと言う
ジェスチャー何度か繰りかえし
なんとか高速バス停に到着。
次の難関の切符を買うも「杭州」と書いたメモ見せて
指さしで行けた！(笑)
とりあえずホッとしてバスを待つ間に
公衆電話で、相手先の会社に杭州何時に付くから
お迎えお願いしますと連絡。
が、担当の工場長（日本語可）は
「聞いてない！急に言われても無理！
忙ししくて迎えに行けない！」
えっ？なに？なに？意味わからんし・・・
「えっ？おたくの社長は？」と聞くと
「上海に行ってて今日はいない」との事・・・
「わかった、もういいです。」と電話を切った瞬間
頭のなかで「ブチッ！」と鈍い音が・・・
切れた・・切れちゃいました(笑)
(# ﾟДﾟ)１人で行ってやる！
で、プンプンしながら数時間バスに揺られて
杭州の高速バス停に到着！
でも、会社のある場所までは住所しかわからない。
行き方がまったくわからない・・・
でも、怒りでテンションあがり気味の私は意外と大丈夫でした。
まずは前回行った時の記憶を絞り出すように思い出しました。
確か、西湖の近くのバス停でバスに乗ったぞ・・・
と、かなり有効な記憶を思い出しました。
よし、とにかく そこに行こう！まずはバス停だ！
本当ならタクシーで会社まで行けばいいとお思いでしょうが
中国元を最低限しか用意してもらってない私・・・
確実にタクシーに乗ったら足りないのは計算できる(笑)
高速バス停から西湖まではそんなに離れてないと判断し
お金足りなかったら逃げよう・・・死ぬ気で逃げよう・・
と思いつつタクシーを止め「西湖」「バス停」と書いた
社長メモを運転手に見せてＧＯ！
数分走っていると前回見た時ある景色が見えてきた。
意外と結構道を覚えてて、西湖の近くまで来たら
風景がバス停に向かってる事が確信でき・・・
ほっ安心してたら
到着～♪
で、お会計、おぉぉ～ギリ、小銭しか残らなかったです。
でも、大丈夫ここからのバスは安い、このおつりで十分着く。
タクシーの兄ちゃんにお別れをして、バス停に・・・
ん？
切符どこで買うの？
なにこのバスの多さ？
どれに乗ったらいいの？
なんかにおうし？
え？
バス乗るの無理っぽい？
あぁぁ、方向はわかるから歩くか・・・
歩いたら明日の朝までに着くか着かないかだなぁ・・
などなど、考えつつ
社長メモを開いたけど
ここで役に立つメモは無い・・・
ぷちパニックな私。
オロオロ、オロオロ、してると
さっき乗ってたタクシーの兄ちゃんが
休憩中だったのでしょうか
まだそこにいたみたいで、
臭い豆腐を食べながらやってきて
私に何か話しかけてきた・・・
チンプンカンプンな言葉でしたが、
たぶん「どこ行きたいん？」
と聞いてくれてる様な気がしたので、
住所書いたメモ見せると
「あぁ～。」
と言って、ついて来いとのジェスチャー♥
で、ついて行った先が、臭い豆腐とか新聞とか売っている
テント屋根の売店・・・
勝手に売店の地図を広げて指させと
言ってるので行先の工場地帯を指さした。
すると売店の店主が
「あぁ～。」
と言って指さして
乗るバスを教えてくれました。
助かった、バス分った
タクシーのお兄様、様様です、
このお兄様バスの運ちゃんにも
なんか言ってくれたみたいで、
降りる場所が来たらバスの運ちゃんも声をかけてくれた。
「世の中どこにでも良い人もいるんだ」
と思いつつなんとか会社到着・・・
でも、中に入れない・・・
外はもう夜・・・
どう言う訳か
前回来たときにはいなかった守衛がいる。
彼に止められ不審者扱い・・・
「入らせろ・ダメです・入らせろ・ダメです」
の繰り返し(笑)
連絡しようにも近辺に公衆電話が無い。
あぁぁ困った、と思いつつ守衛と押し問答してたら、
中から見たことある従業員が・・・
「ちょっと！」と呼び止め、
中国人の工場長の名前思えてたので
読んできてとジェスチャー
数分後やっと出てきた工場長
「あっ、来れたんだ。(笑)」
「来れんのかと思った。(笑)」
と、
わざと迎えに行かなかったのですよ、ふんっ
と言う感じをわざと出しながら言ってきました。
こいつクソだ！
この工場長・・・バカにする相手間違ってます。
私はもう生命保険を掛けてるのです・・・
死んでも家族は大丈夫と言われて来てるのです・・・
「もしかして・・・」
「・・・ケンカ売られてる？」
「・・・ここでする？」
と工場長に笑いながら笑顔で言いました。
すると形相が一変し怖い顔で
「あぁ！！」
と声を荒げる工場長！
即座に私は、近くにあったパレットを片手で持ち上げ
投げつけてやりました。
まさか、彼にそんな事をする日本人は
始めてだったみたいで、「急に無言に・・・」
「やるで、いつでも」
と笑いながら肩をポンとたたいて許してやりました。
そんなこんなで一悶着しながら社内に入れたのですが、
悲しいかな電源不安定の為停電中・・・
回復見込み分らない・・
少し明日からの仕事の準備したかったのですが
この日は何も出来ず寝ることに・・・
で、ホテルは予約してくれてたみたいで
工場長が「一緒に行きますよ」と。
そう、ここが彼のしたたかな所・・・
何も無かったかの如くこうくる・・・
で、大体みんな、なぁなぁで過ぎて行くのですが
私はなぁなぁでは終わりません。
彼に一言「不要」と言い放ち
１人でホテルに向かいました、
で、迷いました(笑)
ところで、そんな事があった頃
我が社の社長と、ここの社長はと言うと、
この日の夜、上海で落ち合い、二人で遊んでました。
わが社の社長とここの社長とカラオケスナックが大好物♥
お姉ちゃんと遊びたいがために私を放置！
「打ち合わせ会議」と言う名のカラオケスナック豪遊です。
で、私をバカにした工場長はと言うと
その日はとても暇だったとの事、
社長も不在だったため昼間は会社にほとんど
いなかったみたい。
迎えに来なかったのは
本当にわざとだったことが判明！（後で本人の口から）
この工場長、実は今回の製造委託には反対傾向だったらしく、
他社の人間がが出入りするのが嫌だったみたいです。
だから私が嫌いと言う訳でなく
ただ嫌がらせをしたかっただけだったみたいです。
でも、拭いきれない確執が出来てしまった・・・
ここから、この工場長や社長達とのバトルが
開始されるのです。
と言うか、携帯くらい持たせろよ！
そして、意外と役に立った社長メモ(笑)
何処にも、
良い人はいるのですね。
悪い人もいるけどね。
次の日早々会社に行くと、ちがう守衛が・・・
またか？と思い近寄ると「入ってイイよ」と笑顔・・・
で、前回錆友になった子と合流・・・
「キノさん、やりましたね」
「え？なにを？」と聞くと
「工場長にパレット投げつけたんでしょ」
と、あっもう噂になってる・・・こまったなぁと思ったけど
「今晩宜しかったらご飯行きませんか？」
で、仕事終わりのその夜
錆友と数人の従業員と食事に行く事に。
錆友に開口一番、
「キノさんが、パレット投げた事は本当はいけない事ですよ。」
「それは、中国でも日本でも同じなはずです！」
と注意されました。
「なんだけど・・・気持ちはわかるんですよ。」
「いけない事だけどキノさんのそう所、好きですよ。」
と言われました。
工場長・・結構みんなに嫌われてるみたいですね。
私も今回は自分も大人げ無かったと反省！
「わかった、言ってくれてありがとう。」
と素直に錆友の注意を受け入れました。
・・・が、
この錆友の注意を受けたにも関わらず
この先、計３度パレット投げちゃいました・・・
で、投げるたびに錆友に注意されました(笑)
そのころには錆友ではなく朋友としてね・・・
次回、資材が来ない！工場長の逆襲！
追伸
掛けてくれているはずの生命保険
この時まだ掛けていなかったみたいです・・・
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